2007/06/22

鳥取旅 こばなし2 オロナミンCおばさん

米子から倉吉までのローカル線の中でわたしは他の席も空いてたのに、なぜかそのおばさんの目の前に座ってしまった。
間違えちゃったかも・・・て思うくらい普通でいられずに、その、人の発するなにかに。
松ちゃんがコントでやりそうなおばちゃんがそこにいた。
アイテムにいちいちパンチがあって、麦わら帽子(景色を見るためにつばをぐいっと後ろにやる)、色つき眼鏡、口紅はピンク系(少しはげていて)、とうもろこし色の上下おそろいの服、そして、オロナミンC。洋服の胸のところがしみになっていて、たぶんオロナミンCだ。こぼしちゃったんだきっと。おばちゃんはCをグビグビしつつ、ずっと窓の外の景色を眺めていた。私はなるべく見ないように、見ないように、しじゅう見ていた。ぐびぐびしつつ、ときどき、窓の外の景色になにかつぶやいたりもしていた。

ふと、「今日は残念ね雲ってて見えないけど大山(鳥取の山)はいい山よ」とゆわれて、そこから。
おばさんも登山をするんだそうで。わたしもしますと。で、とってもお花に詳しい。私もお花が好きで。いがいと話が合う事にびっくりしつつ、、
短い間だったけど、お嬢さん気に入ったわ。といって、おもしろい話をいろいろしてくれた。

短歌をやっていて、一人旅をよくするの。
こうして景色をみながら、あ、白鷺が田んぼでどじょうや蛙を食べてるわ。とか。
それでノートを持ち歩いてるのよって、弟子もいるんだそうで。

ふと、「54年。」ってポンっとおばさんの口からでた。
おばさんの短歌人生は昭和54年から始まったのだとゆう。
わ、私の生まれ年だ。。。
ここにわたしを座らせたのも、「54」てゆう、オロナミンCおばさんとわたしの素因数分解?かもしれない。とか思ったりして。
にしたって、やっぱりローカル線の中ではかなり異彩を放っていたなぁ。


これは隠し撮りです。



おばさんのうちはミクリヤ駅。

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