ちょうふの花火に浴衣着て行くからッて
お昼頃、着せてもらっていたのだけど、お母さんに。
私がこないだ古着で700円で買った、絹の紺の地味な浴衣がどうしても似合わないと言い出し、今から買いに行くときかないお母さん。
でも、あと2時間くらいで行かなきゃいけないし、
一回きりだし、「これでいいよぉー」とわたし。
自転車で、隣町まで今からいこう!と、なんだかわけのわからない勢いにまかれ、
二人で、夏の土曜のまっ昼間、家着のまんま、自転車すっとばす。
めざす隣の駅の呉服屋は、つぶれていた。
あと一駅も同じだ。と母はもう止まらない。
調布は少し賑わっているので、こんな格好で飛び出してきちゃったーと、二人でおかしくなる。お母さん黒のロングスカートの足下は、海に行くみたいな、やたらスポーティーなサンダルだったし、シップも首に貼られていた。信号のとこでとってやった。
私はクタクタのインドパンツで、顔もろくに洗ってなかった。。
なんだか汗もかいてもも筋が、、、
と(なぜ、こんなに懸命に浴衣を買い求めにいっているのだろう?)
自転車こぎながら途中でふと、お母さんの背中と自分の姿がとても滑稽に思えて
笑いがこみあげてきて、すんごい面白くなってきちゃって、
でも足は、すんごいこいでた。
飛ばすんだもん、おかあさん。
お母さんの行動は、支離滅裂で、意味がわからない。
力いれる部分が、ずれている。
笑いながらこぐ気味のわるい私は
お母さんの子に産まれてきて、楽しいな。と思っていた。
それで、また、着物屋さんでどたばた喜劇を繰り広げ、嵐のように、
みごと、すんごい可愛い浴衣を買ってもらいました。
レトロモダンとゆうのか、爽やかで、麻が混じってて、
家にある水色の好きな帯ともぴったりな。
花火は、でっかくて、轟いて、
夏はじまった、
と思ったね。
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