2008/01/20

さよなら中華屋

たまに行く両国の仕事場の帰りにたいてい寄る店があります。
遅くまで仕事をする門さんと、電車に乗る前にちょっとほっこりできる場所であり時間であり、
たいして美味ではないのに、私たちを足しげく通わす不思議な店。
ここでぺちゃくちゃお喋りして餃子を食べる行為が好きだったのです。

そのお店がなくなることになったのだ。急に、木曜日で終わりなんだよ。と
気のいい中国人の兄ちゃんの宣告。
それでこの日は机いっぱいに頼んで(いつもだけど)最後の晩餐を楽しんだのでした。
いつもは飲まないのに今日はビールが美味しいよ!と門さんは人のビールを取り上げています。
でもどこか切なげです。











私はこういうとき実感がわかないので、なんだかモリモリ食べています。
跡地にいって現実を知り、悲しくなるタイプです。

「あたりまえのようにあったのに、なくなるとなると急に寂しくなるね。」
「ちょっといつもより、ラーメン塩っぱいね。。 涙の味だよ。」
とかなんとか。しんみりまじり冗談まじりで。
最後まで惜しそうに正面向いて帰っていくお客さんとか、
それを見送る中国人の兄ちゃんとか、
急に店内がドラマチックに見えてきたのでした。


存在感なんて、いつもこうです。
どれだけ大切だった場所だったか、人だったか、犬だったか、
知るのはいつも後でした。
また会えるから。なんて、思っていたのに
もう二度と会うことができなくなったこと、ひとつ前の冬に2回あった。
ぽっかり。
どんなものにも代わりはいないんだなぁと思った。
ありがとう。も、大好きだったことも、わかっていたかなぁ?
ゆわなくても、きっとわかってただろうな〜 と思うけど
ゆって、照れてる顔や喜んでる顔を見逃した。
いっかいくらい見たかった。
別れはいつも突然やってくる。
だからやっぱり、ちゃんと時々想いは伝えておきましょう。
言葉って難しいけれど。動きで表現してもいいんだもんね。伝われば。
お母さんにも、家族にも、恋人にも、旦那さんにも、友達にも、犬にも、猫にも、えんぴつにも。
大事なものはいつまでもそこにあると思ったら大間違い!
あの角の中華屋でさえなくなっちゃうんだからねー。はーあ。
気づいたら思い出の場所特別な場所になっていた。
最後にこれてよかった。

門さんのブログを読んで、
あの時焼きそば、チャーハン、ラーメンを美味しそうに頬張る人のウラハラな
その心中深く知ったのでした。
昨日の衝撃、走馬灯、めぐるめく。

前も紹介したけど門さんはとっても素敵な帽子を作る帽子デザイナーです。
VALEUR














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