そんな朝の調布駅、特急新宿行きを待つ人の群れからあきらかに浮いてる人を発見。旅行者ではなく、旅人だとわかったのは、季節感のない服装に、大きなバックパックには南京錠。顔は日に焼けきってどこの国の人なのか判明不能で男か女かもわからなかった。
今日は春めいているというのに、ウィンドブレーカで、下駄。下駄はトラディショナルな鬼太郎のやつ。
電車に乗り込んだら隣になったもんで、彼(よく見たら髭がはえてて性別判明)からは旅の匂いがしてきて、どこから来たんだろう?日本人ぽいけど、自国をこんなディープな格好で旅するかな? とか いろいろ考えてるうちに電車は明大前にきそうだった。
… 「タビ、シテルンデスカ?」
「あ・・はい」
「にほんじんですか?」
「そうです、一年間ユーラシアを横断してて今帰りなんです。」
彼は京王線の車内でつり革につかまりながら今高尾山の帰りですみたいにそう答えた。私もバックパッカーしてて、あなたへんてこな格好だからすごい気になった。とゆったら 日本で話しかけられるとは思ってなかったな〜と笑っていた。自分もあんな格好でインドから帰ってきたような気がする・・・あれも4月の始まりだった。足元はビーサンで、テロテロの麻パンツに大きなリュックに笛さして、全体的にテロテロして帰ってきた。短い時間の中でインドの話、同じ村にいってたり、ガンジス川で泳いで菌に感染した共通話題もあったりで盛り上がった。ガンガーで河イルカを見たんだって。これは珍重。
彼は実家のある名古屋に帰るとこで、その前に今日はこれから落語を見にいくんだと言っていた。思わず「その格好で!?(クレイジー&ファンタスティック)」といってしまったけど、よく考えたら下駄と落語は似合う。
その下駄は父からもらった下駄らしく、せっかくだから履いて旅していたみたいで、日本人てゆうアイデンティティーをひっさげて、ユーラシアの大地をふんだ下駄。下駄偉い。んー なんだか素敵じゃない。 通勤前にこんな面白いことが起こるなんて 昨日は用もなかったのに実家に帰って、この人に会うためだったような気がしてる。ちなみに私の格好は仕事スタイルだから全身黒で 「下駄とスーツ」、妙なコンビネーション。
No comments:
Post a Comment